日本人の長寿を支える「健康な食事」の普及について
―食を通じた社会環境の整備に向けて通知を発出―
日本人の長寿を支える「健康な食事」について、国民や社会の理解を深め、取り組みやすい環境の整備が重要であることから、厚生労働省では平成25年6月から「健康な食事」のあり方に関する検討を重ね、平成26年10月に検討会報告書としてとりまとめました。
この検討会報告書を踏まえ、今般、「『健康な食事』の普及について」及び「生活習慣病予防その他の健康増進を目的として提供する食事の目安の普及について」の通知を自治体及び関係団体宛てに発出しました。
この通知による取組は、国民健康づくり運動である「健康日本21(第二次)」に基本的な方向として掲げる健康寿命の延伸に向けて、個人の食生活の改善と社会環境の整備を推進することを目的としたものであり、今後も効果的な取組が推進されるよう、普及に努めてまいります。
1.「健康な食事」の普及について
「健康な食事」が様々な要因から構成されていることを踏まえ、「健康な食事」に関する考え方を整理したリーフレットを作成し、あわせて、健康な心身の維持・増進に必要とされる栄養バランスを確保する観点から、主食・主菜・副菜を組み合わせた食事の更なる推奨を図るよう、シンボルマーク(以下、マーク。)を作成しました。
マークは、ポスター、リーフレット、ホームページ等各種媒体を通して、主食・主菜・副菜を組み合わせた食事の推奨を行う際に活用いただくものです。なお、マークを個別の商品に貼付すること等はできません。
2.生活習慣病予防その他の健康増進を目的として提供する食事の目安の普及について
生活習慣病予防や健康増進の観点から、栄養バランスのとれた食事の普及が様々な食事の提供場面で一層の工夫や広がりをもって展開されるよう、生活習慣病予防その他の健康増進を目的として提供する食事の目安を提示しました。
目安は、事業者が提供する食事のレシピ考案、生活習慣病予防等を目的とした料理教室等に活用いただくものです。
2015年9月10日 厚生労働省HPより