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歯科医らが1次救命資格を取得 那須南歯科医師会

[2016.04.19]

那須南歯科医師会の歯科医師やスタッフら27人が、日本救急医学会認定の1次救命処置(BLS)のプロバイダー資格を取得した。診療中に患者が心停止した際など突然の事態に歯科医師らが対応するのが目的だが、災害時にも有効で、同医師会の高野徹也(たかのてつや)会長は「BLSは診療中の緊急事態を含め、災害時などにも対応でき、今後も研修を続けていきたい」。歯科医師会がBLSで地域医療に参加するのは珍しく、今後の取り組みが注目される。研修会は17日、城山の風月カントリー倶楽部(くらぶ)で行われた。埼玉医科大医学部の長坂浩(ながさかひろし)教授と、歯学博士で「みほ歯科医院」(横浜市)の中島丘(なかじまたかし)医院長が講義。那須烏山消防署の救急救命士や訪問看護ステーションの看護師らが指導に当たった。受講者は、診療中に歯科医師やスタッフが患者の急変にBLSや自動体外式除細動器(AED)などで処置する実技と講習を行い、日本救急医学会認定のBLS資格を取得した。

2016年4月19日 下野新聞

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