虫歯の子が全国平均上回る 幼稚園-高校保健調査 県が発表 [福岡県]
県は、県内の幼稚園児から高校生(5~17歳)までの健康、発育状態を調べた2015年度の学校保健統計の調査結果をまとめた。幼稚園から高校まで全区分で、虫歯がある児童生徒の割合が全国平均を上回った。裸眼の視力が1・0未満の割合も、幼稚園を除いて全国平均を上回った。
未処置の虫歯が1本でもある割合は、幼稚園43・2%(全国平均36・2%)▽小学52・8%(同50・8%)▽中学42・6%(同40・5%)▽高校60・0%(同52・5%)。年齢別では、9歳を除いて全国平均を上回った。小中高では過去5年をみても、おおむね全国平均を上回っている。
両眼もしくは左右いずれかが視力1・0未満の割合は、幼稚園20・8%(同26・8%)▽小学37・2%(同31・0%)▽中学62・1%(同54・1%)▽高校65・9%(同63・8%)。年齢別では、5歳と15歳を除いて全国平均を上回った。小学校では過去5年とも全国平均を上回った。
身長と体重は、男女とも全国平均並みか、やや下回っていた。身長を親の世代(1985年度調査)と比べると、男子は5歳を除いて最大3・0センチ(12歳)、女子は5、6、15歳を除いて、最大1・7センチ(10歳)伸びた。体重は、男子が5歳を除いて最大2・9キロ(12歳)、女子は5、15歳を除いて最大1・1キロ(10、11、17歳)重かった。
調査は、県内の幼稚園と小中高校の計186校、約9万4800人を対象にした。調査結果は県ホームページに掲載している。
2016年05月20日 西日本新聞朝刊より